papettoTVの頭ん中

思ったことをそのまんま

母とのお別れの挨拶 全文公開

母の死の2日後、3日後の精神状態で絞り出した挨拶文。

2日目は第一声から声が詰まって言えなかった、挨拶文。

全文公開。

 

 

偉大な母でした。

25年前に父を病気で亡くしました。それから、女手一つで子供三人をここまで育ててくれました。

立派な家も建てました。

風邪を引いても、仕事休まず、仕事しながら気合いで治してました。

 

九年前に見つかったガンも持ち前の気合いで乗り切ってくれました。

再発した今回も、気合いで乗り越えてくれると信じておりました。体調が良くない中、八月には僕らの結婚式をハワイで楽しそうに過ごし、九月には日本での披露宴を1人で取り仕切り行い、安心したのでしょうか。10月には点滴を打ちながらでも仕事していたのですが、さすがに身体が持たなかったようです。入院してからは、四回にも及ぶ手術と薬の副作用に耐えながら、あれやれこれやれと家のことや周りのことの指示を、いつも通りしっかりとしてくれました。正月をなんとか乗り切ったあと、きっと父が呼んだんだと思います。お疲れさまと。

最後のとき、私は母の手をさすりながら、よく頑張った!天国でお父さんとゆっくりして!おかあさんやったらすぐ友達いっぱいできるやろ?ゆっくり楽しんでよ、と。何度も声をかけました。そして、最後の瞬間、目が少し開いて舌が動き涙流しておりました。きっと想いが伝わった、その返事をしてくれたんだと思います。そして、母は、逝ってしまいました。

 

本当に強くてたくましい偉大な母でした。

 

これからは、母が残してくれた人のつながりを大事にしながら、天国の母に怒られないように、頑張って生きたいと思います。